#ボードゲームたのしいね

全作オススメ! 遊んで楽しかったボードゲームのことを、ボードゲーム作家が2人がかりで書き綴るご機嫌なブログです☺

惑星を作って生き物を呼ぼう!『プラネットメーカー / Planet』【100点】

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自分の惑星を作れると言われたら
どうしますか?

しかも立体的に作れちゃう!

そしてそこには様々な生き物が誕生します

 

どんなゲーム?

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各プレイヤーにひとつずつ
不毛の惑星が配られます

最初は星には何もない

手番ごとに
五角形のタイルを1枚獲得したら
自分の惑星のどこかに付けます

それがなんと!
大地(または海とか)になります

ラウンドの終わりに生物の誕生

これを惑星のすべての面が
埋まるまで繰り返したら
最後に得点を数えます

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得点の要素は
「どんな地形の多い惑星か」という最初の指針と
途中で生まれてくる
生物のカードのみです

生物は惑星が作られていく中で、
ラウンドごとに条件を満たした人を
判定して獲得します

惑星には
「地域」と「エリア」という概念があり
同じ地形(砂漠や海など)の塊が
幾つの三角形で出来ているかを数える場合は
「エリア」です

一方、同じ地形でも
異なる地形によって隔たれた
別々の場所にある場合には
「地域」になります

生物は、生物ごとに示された
「エリア」や「地形」の条件が
最も好ましい惑星にだけ発生するわけです

たとえば海に繋がってない、
最も広大な森がある星!などですね

最初に配られた惑星の指針となるカードと
獲得した生物のカードによって
もっとも得点を稼いだ人が価値です

 

たのしいね、遊んだ感想!

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タイルで自分のボードを
埋めたりするゲームはたくさんありますから
今回のもそういうものかなーと思いきや

立体になっただけで
全然わからなくなります

これは意外で面白い

隣のつながりやタイルを
置いていった結果の反対側など
予想が付かないまま惑星ができあがりました

自分の惑星の指針はあるし
誕生する生物のカードも見えているので

ある程度は先のことを考えながら
タイルをとってるつもりなんですけど
これ取ったけどどこに貼る?
みたいな気持ちになってなんとも悩ましい

他の人の惑星も
途中途中で見えてるんですけど
気にしてる余裕はあまりなかったですね

欲しいものを取るべきか、
人のを邪魔するべきか、
手番にはなかなか迷います

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最終的に私のやつは
砂漠と氷の星みたいになりました

水も少しあるから
クラゲも来てくれた

タイルを使って王国を作ったり
土地を広げたりするゲームは
これまでにもよくありますが

惑星を立体的に作れるというのは
めちゃくちゃ満足度が高いです

自分の惑星が満足できる出来になったら勝ち!
くらいの気持ちまでありました

あと好きな動物が
うまく自分の星に来てくれると嬉しいですね

1回のゲームでは
出てこない動物も多いですし
どういうタイルが出てくるかも
毎回変化しますから
見た目のインパクトだけで終わらず
繰り返し遊んでも新鮮にゲームできる気がします

さっくり遊べる割りには
じーっくり考えられる要素もあるし
とはいえあんまり考えなくても
十分遊べるので良かったです

なんだか神になったような気持ちで
遊ぶとたのしいゲームでは?

 

アークライトさんから
完全日本語版で発売予定だそうです

https://twitter.com/ArclightGames/status/1126061679383465984

 

プラネネットメーカー / Planet
2-4人用 / 8歳以上 / 30-45分
Designer: Urtis Sulinskas
Publisher: Blue Orange(2018)
※アークライト社より日本語版の発売告知あり

 

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この記事を書いたのは、まこと