#ボードゲームたのしいね

全作オススメ! 遊んで楽しかったボードゲームのことを、ボードゲーム作家が2人がかりで書き綴るご機嫌なブログです☺

複雑に絡み合う効果で脳汁『レース・フォー・ザ・ギャラクシー / Race for the Galaxy』【100点】

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三鷹のボードゲームショップ、
テンデイズさんから発売されたばかりの
「レス・アルカナ」というゲーム

買ったその日に遊び倒そうと
万全の構えで望んだのですが…

 

臨時休業!?

そもそもレス・アルカナ
買えない日じゃん

しょうがありません
できないことは、できません!

そこで、同じ作者、トム・レーマンさんの
他のゲームで遊ぶことにしました

銀河で最も栄えた帝国を建てることを
みんなで目指すゲームです

 

どんなゲーム?

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手番には、カードを出して
惑星に入植したり、征服することで
領土を増やして恩恵を増していきます

あるいは技術を開発することで
様々な手段を得ることもできます

そんなことを繰り返して
たくさんの勝利点を稼ぎます
勝利点の多いプレイヤーこと
銀河の支配者が勝ちです

 

このゲームはもともと
プエルトリコ」という
別の超有名ボードゲームを
カードゲーム化するという
企画の中で開発されたそうです

しかしプエルトリコカードゲームは
後に「サンファン」として発売された
別のゲームに決まったため

レース・フォー・ザ・ギャラクシーは
別の出版社から宇宙をテーマにした
まったく別のゲームとして
発売されることになりました

そんな複雑な由来同様に
ルールの方もなかなか
複雑な部類でしょう

 

このゲームでは、
1つのラウンドが
5つの段階に分かれています

各プレイヤーはその
5段階に応じた選択カードを持っており

ラウンドの初めに全員が
この段階の選択カードを選ぶ

一斉にオープンして
選ばれていた段階だけが実行されます

これは誰が出しても
その段階でできる行動を
全員が実施できます

各段階で、
惑星カードを出したり
発展カードで技術を伸ばしたり
商品を生産したり
商品を売ったり点数に変えたりする

このあたり、たしかに
プエルトリコっぽさがありますね

カードを出している人は
選んだ行動にボーナスがつくところもぽさ

誰かが所定の点数になるまで
ラウンドを繰り返します

 

たのしいね、遊んだ感想!

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この「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」
実は買ったときに1度遊んだっきり

それ以来ずっと
棚に積んでいました

 

理由は簡単

当時のわたしには
このゲームは難しかったから

全員が同時に行動するところなどは
特徴があって楽しかったのですが

カードの効果が
様々に絡み合ってくるところ
当時の私には大変に複雑に感じて
理解にも時間が掛かってしまうのが
遊ぶのに難があるなという印象でした

 

あれから何年か経った今なら?
とも思っていたので
ついにやってみたところ
なんと最高のゲームでした

複雑に絡み合う効果を重ねて
手札をたくさん受け取りつつ
勝利点もガッポガッポ!

みたいなゾーンに入る頃には
脳汁が湧き出てます

これは拡張も遊んでみたくなりますねー

かなりの数の拡張が出てるようです

かなり評価が高いこのゲーム
日本語版は入手困難ですが

今から追いつけるなら買ってみようかなー

 

レース・フォー・ザ・ギャラクシー / Race for the Galaxy 
2-4人用 / 12歳以上 / 30-60分
Designer: Thomas Lehmann
Publicher: ホビージャパン (日本語版 2010)

 

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この記事を書いたのは、まこと