デーモンロードを倒すために
集まった私たち
とはいえ特に力を
合わせるようなことはなく
のんきに旅して回るうちに
巨大な悪に立ち向かう
デーモンを倒すたびに
ドンドン強くなる
自分だけのキャラクターで
果たして宿敵 "マルガザール" を
やっつけられるのか!?
【目次】
どんなゲーム?
いきなり始まるのは
デーモンロードの潜む
最後の神殿までの長い旅路
なんとすごろくのように
マスを歩きながら
ゲームが進行します
マスを進むと
必ず新しいデーモンと出会う
そして自分を追いかけてきます
公開されている中から
倒したい敵を選んで手元に置く
自分を追いかけているデーモンと
好きなタイミングで戦ったり
好きなタイミングで
休息したりしているうちに
キャラクターが
ぐんぐん成長します
旅路の果て、
ゲームの最後には
みんなでラスボスと戦います
というわけで
旅の終わりまでの
手番にできることは
①移動
②戦闘
③休息
の3アクションのうち
どれかひとつだけです
ひとつひとつ見ていきましょう
①移動
移動を選んだら、
自分のキャラクターコマを
最も先頭に進んでいる
他の誰かのコマの
1つ先のマスまで動かします
もし自分が先頭なら、
1マス進むだけ
コマを動かしたマスの足元を見て
描かれている強さのデーモンを
マップに登場させます
デーモンは必ず
1~2体のチームで現れる
いま出会ったデーモンか
すでに場に出ていたデーモンか
その中から好きな1組を選んで
自分の個人ボードに置きます
これが、そのデーモンたちが
自分を追いかけてきている
状況ってわけ
デーモンは強さや
属性で選んでもいいし
倒すと手に入る
装備のタイプだけは
予め分かっているから
自分が欲しい装備で選んでもいい
好きに選ぼう
②戦闘
戦闘を選ぶと、
自分を追いかけている
デーモンと戦う事ができる
自分の手持ちのサイコロを
全て振りましょう
デーモンごとに指定されている
出目を埋められたら
そのデーモンを倒せます
キャラクターの持ち前の能力や
成長して獲得した技能
はたまた装備している武具によって
操作できる出目が増えていく
倒し損ねたデーモンがいたら
攻撃されてしまうので
可能なら防御を試みる
防御しきれなかった分だけ
自分の生命力が削られます
生命力がなくなると
そのプレイヤーは脱落します
全員が死ぬと
ゲームの勝者がいなくなる
この話、厳しいように
聞こえるかもしれませんが
説明書にはっきりと
よほど軽率な人でない限り
この旅路で死ぬことはない
と書かれていますし
遊んでみればわかりますが
実際その通りだなと思う
倒せた敵の強さに応じて
キャラクターのレベルが上がるので
能力を成長させる操作を行います
それが済んだら
デーモンのカードを裏返してアイテム化
ひとまずカバンにしまいます
③休息
プレイヤーは好きな手番に
休息を選ぶことができます
どんなにたくさんの
デーモンに追いかけられていても
休息OK
戦闘でアビリティを使うたび
減った体力や気力のトークンは
休息で回復することができます
また休息を選んだ手番には
手持ちの装備品を自由に
装備したり外したりしてよい
カバンの中から身体の部へ
入れたり出したりして悩む
強い装備ほど、
装備コストとして
ジェムトークンが
必要になることも
悩ましさに拍車をかける
装備品を着脱できるのは
休憩中のみであり
敵を倒しただけでは
装備できないので注意!
デーモンロード
そんなこんなでゲームが進み
誰かが最後のマスに到達すると
デーモンロードの脅威に晒される
全員が最後の戦いに
挑むことに同意したら
いよいよマルガザール戦の始まりです
マルカザール戦は
各プレイヤーごとに9連戦
倒せる順序が決まっている上に
未到達の全ての敵カードから
攻撃を受けることになる
9連戦なので
なんと受けるダメージが
即死クラスでした
いきなりめちゃくちゃ
苛烈な戦いに放り込まれてる
君は生き延びることができるか?
ちなみに今回遊んだ4人中
2人が道半ばで倒れてしまいました
初めて遊ぶから仕方ないね?
マルガザールを打ち倒し
見事に生き残った者の中で
もっとも生命力を残せたやつが
ゲームに勝利します
たのしいね、遊んだ感想
ファンタジーな見た目と
豪華なボードをしているので
すっかり騙されましたけど
このゲーム
すっごいパズルです
すごろくをしながら
サイコロのやりくりを
考えるパズル
どの敵を
個人ボードに置くか
倒した敵で
どう個人ボードを潤すのか
などなど
楽しい悩みが盛りだくさん
やや細かいルールがあるので
初回プレイは時間がかかりましたが
これは2回目からは
たった1歩を進めるたびに
とっても悩ましいゲームでしょう
様々なキャラクターの
成長ぷりが味わえるし
すごろくは
楽しいに決まっているし
たくさん振れるサイコロの
出目を好き放題できるし
考えどころがきちんとしてるし
これは意外と
いや意外とというと
失礼に当たるのかもしれませんが
これはいわゆるユーロ
すごくユーロっぽい
ボードゲームでした
テーマで選んだ人は
大満足のゲームでしょうし
テーマで選ばない人も
ぜひ一度遊んで見て欲しい
とても面白かったです
サンクトゥム / SANCTUM
2-4人用 / 12歳以上 / 約90分
Designer: Filip Neduk
Artist: Jiří Kůs, Ondřej Hrdina, Jakub Politzer, František Sedláček
Publicher: 日本語版 ホビージャパン(2020)
Sanctum | Board Game | BoardGameGeek
この記事を書いたのは、まこと