かわいいハリネズミたちを、お家まで案内するすごろくです。
コマを進める方法が特にユニークで目を引く作品です!
2020年のドイツ年間ゲーム大賞のキッズ部門で賞を取った本作が、旬なタイミングで日本語版として国内でも販売開始。
せっかくなのでこの世界的なキッズゲームを、実際にキッズと遊んだレポートです。
目次
どんなゲーム?
自分が担当するハリネズミを、お家まで連れて行くことを目指します。
いちばん早くお家に着いた人がかつルールと、みんなでキツネから逃げる協力ルールがあります。
どちらを選んでも、ハリネズミを進ませる方法はおなじ!
手番が来たら、ハリネズミボールを転がします。
すると転がしたボールに、森の恵みのタイルがくっつくのです。
くっついた森の恵みと同じものが描かれたマスを、好きな順で選んで自分のコマを動かしたら手番終了。
たくさんくっつきすぎたら一回休み!
だからあまりよくばったらだめですよ。
たのしいね、遊んだ感想!
さて、このゲームの年齢表記は「4歳以上」となっています。
今回一緒に遊んだメンバーは、3歳と5歳と大人が2人。
この記事はキッズゲームをキッズと遊ぶことが趣旨なので、それぞれの子の様子をお伝えしましょう。
3歳のキッズ
3歳の子にも、このゲームの醍醐味である、ボールにタイルをくっつけるアクションは十分に可能。
ただしボールを上手に転がすことにはハードルがありました。ひとつもタイルをくっつけられないことが多々あったので、何かくっつくまで繰り返しのチャンスをあげていました。
自分のコマを決めて、それを順番に進めることも理解できたようでした。
しかしやはり、どのタイルを何枚手に入れたからどのマスをどこまで進めることができるかという判断や、ゴールまでの最短ルートを考えるようなことは、自分で考えるのは難しい様子。進める進めないの判断には、大人や5歳からのサポートが必要でした。
もっとも本人は、あんまりわからないなりに何度も転がして、くっついたり剥がしたりするのが楽しそうでしたし、わからないなりにコマを動かして、ゲームに参加している雰囲気は十分に味わえていそうだと思いました。
5歳のキッズ
たった2年ほどの差ですが、5歳の子は、ゲームに完璧に参加できているように見えました。
ボールを転がすアクションは、自力で十分に行なえます。
そして手に入れたタイルを自分で数え、ボードのマスと見比べて、ゴールへの最短ルートを選んで、コマを進めることができていました。
そこまでできれば、年齢による強い弱いが顕著には現れにくいゲームなので、大人とも十分、勝敗を競うゲームとして成立していましたね。
キッズと遊んだ大人の感想
さすがキッズゲーム大賞、お子さまが大喜びでしたね~!
本作はおもちゃ的にも魅力的にみえるところがありそうですね。ボールを転がすとくっつくマジックテープのギミックへの食いつきがとても良かったです。
マップも、ボードをいろいろ組み換えできるので、最初にみんなでパズルを遊ぶみたいにして楽しそうでした。
一緒に遊んだ子たちは、普段あまりボードゲームに馴染みはないのですが、この作品はゲームへの誘導もかなりスムーズだったと思いました。
説明書にしたがって初心者用のマップを作るのは、ボードの面が多いから意外とすこし大変です。でも他の組み合わせにすると急に難しくなったりもするので、勝手がわかるまではきちんとルール通りに用意するほうが無難そうです。
ふつうに遊ぶ方法が退屈になったら、転がし方を制限するようなアイデアも説明書に書いてあるので、参考にするとよいでしょう。
箱も小さめですしボードゲームとしては安価な部類なので、特にお子さまとたまに遊ぶような機会がありそうな方にはおすすめです。
こういう作品をいくつか手元に揃えておくとすごく便利!
『スピーディロール / Hedgehog Roll』
1-4人用 / 4歳以上 / 約20-25分
Designer: Urtis Šulinskas
Artist: Irina Pechenkina
Publicher: HobbyJAPAN (日本語版 2020)
Hedgehog Roll | Board Game | BoardGameGeek
スピーディロール | ANALOG GAME INDEX(ホビージャパン公式)
この記事を書いたのは、なかよし☺(東京なかよしデザイン)
東京なかよしデザインでは、オリジナルのボードゲームを制作販売しています。
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