『ラー』は、
古代エジプトをモチーフに
ドイツのベテランボードゲーム作家
クニツィアが手掛けた
「競り」のボードゲームです
貢物を集め
様々な神の力を借りながら
太陽神ラーに
最も多くの供物を
捧げることを目指します
どんなゲーム?
ゲームの最初に
決められた組み合わせの
お金を選んで受け取り
それを元手に
「競り」をして様々な種類の
タイルを集めます
手番にできることは
大きく2つ
「袋からタイルを引く」か
「競り」をします
それらを行う代わりに、
自分の「神タイルを使う」
こともできます
袋から引いた引いたタイルは
ボードに並べて置きます
オークショントラックが
すでに埋まっている場合には
タイルを引くことは選べません
もし袋から引いたのが
「ラー」のタイルだった場合には
すぐに競りが始まります
袋から引かずに
「ラー」と叫ぶことでも
競りが始まります
競りをするときは
すでに置かれている
タイルも合わせて
ボード上の全てのタイルが
1度に競りにかけられます
1人ずつ順番にお金を出して
一番高い人が競り落とします
競りをする場合は
そのお金を失うだけでなく
支払ったお金が
その後の競りの対象と
なるのが面白いところ
場合によっては
支払ったお金より
増えることもあるでしょう
みんなが持っているお金や
集めているタイルが
公開されているので
狙いを上手に考えましょう
基本的には
同じ種類のタイルを
いくつ持っているかで
点数が増える
ただしタイルの中には
受け取るとマイナス効果な
ものもあり
欲しさに価格にみんな動きに
うんうんと悩むことになります
3ラウンド遊んで、
最も得点が高い人が
ゲームに勝利します
たのしいね、遊んだ感想!
『ラー』は
非常にシンプルな競りです
初めて遊ぶ時には
独特でわかりにくいところも
あるかも知れませんが
やってみるととても簡単です
だからといって勝つことが
容易なわけではありません
他人の思惑を
よく読む必要がありますし
どこで無理をしてでも
勝負に出るか
どこでお得な状況を
とりこぼさないか
と
シンプルさの中で
駆け引きを考えるのが
楽しいゲームです
競りをする
ボードゲームの中でも
この作品がユニークなところは
はじまってすぐに
「価値」がわかること
プレイヤーごとに
持ってるお金が
公開されており
かつ金額に
ばらつきがあるため
「ここなら買える」や
「どう頑張ってもあの人に負ける」
という状況を
把握しやすいのです
一般的な競りゲームだと
相場感を掴むことが
重要になってきますが
不慣れな人にはそこに
難易度があったりもします
一方このゲームは
シンプルなコイン一枚での
やり取りが続くので
すぐに相場観を掴めますし
そもそもこのゲームで
大事なことは相場感よりも
運や読み、そして
場合によっては度胸です
競りのために「ラー!」と
叫ぶ合図もお気に入り
『ラー』はReiner Knizia の
三大競りゲームの1つとも
言われてるとても人気の高いゲーム
まだ遊んでない人は
ぜひ遊んでみてください
日本語版は
コンパクトなパッケージなのも
持ち歩きやすくて嬉しいですね
ちなみに韓国版は
豪華な中身になっているそうです
お好みでお買い求めください
『ラー / RA』
2-5人用 / 約45-60分 / 12歳以上
Designer: Reiner Knizia
Artist: Franz Vohwinkel
Publicher: ニューゲームズオーダー(日本語版 2015)
Ra | Board Game | BoardGameGeek
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