#ボードゲームたのしいね

全作オススメ! 遊んで楽しかったボードゲームのことを、ボードゲーム作家が2人がかりで書き綴るご機嫌なブログです☺

オバケのために磁石を駆使して『壁を抜けて』【100点】

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今年のエッセンシュピールにて
「斬新なルールに賞を与える」という
新しい試みが始まるようですが

そんな斬新賞に
さっそくノミネートされていたのが

この「壁を抜けて」です

動画に撮ってみたので
この斬新さを感じてみてください

 

どんなゲーム?

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オバケのパーティーに行くためには
派手に仮装しないといけない!

なので誰よりも早く
全身をコーディネートできた人が勝ち!

迷宮の中に無造作に落ちている
いろんな仮装を集めるために
オバケたちは壁を抜けて
迷宮の各所を目指します

ただしオバケたちだって
ただ自由に壁抜け出来るわけではありません

ここがこのゲームで
最もユニークな仕掛け

ボードの下にはなんと
磁石のはいった棒が
3本突き刺さってます

この棒を横に動かすことで
スルッと壁を抜けれるわけです

スティックを刺す穴は5箇所あって
他の穴に差し替えるということもできる

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さらにさらに
オバケたちを載せたまま
迷宮をまるごと回転させることが可能!

磁石にくっついているおばけがいたら
おばけのはそのままで
迷宮のほうが動くわけです

そのため固定されたオバケは
迷宮の中をグルーっと
壁を抜けまくって

90度分移動することになります
頭がこんがらがります

部屋の中を歩いたり
磁石で壁を超えたりしながら

いろいろなひらめきや偶然を駆使して
仮装にたどり着いたらなんと
最後に試されるのは記憶力です

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いま見つけた仮装が
コーディネート用のカードの
どこに隠されてるか
当てることができて初めて
身につけることができるのです

1回で当たらなくても
他の服も含めてカードの内容を
覚えておくことで
次以降で有利なんですけど

いち早く全身仮装した人が勝ちです


たのしいね、遊んだ感想

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磁石を使ったゲームは大抵面白い
磁石はロマン
磁石は子どもの心をくすぐる最強アイテム

そんな磁石と記憶を使ったこのゲーム

もはや大人となった我らには
全く太刀打ちできず!!

「ん?????」

そっか
そう回るのか

そっかそっか
ここには磁石ないんだ

へー
そっかー
あなたが回転したコマ
わたしの隣に来るんだ

、、、、なんで?

わかんない

混乱

の、
のちに笑い

こ、こ、こ、これは
面白いのでは!
推定面白いゲームなのでは!さては!

頭の構造がどうなってたら
このゲーム得意なんだよ

わけわかんねー
かー楽しい

負けても楽しい
とにかく壁を抜けたい
あとのことはどーでもいい

とりあえず部屋を回したい
90°と言わず180°回したい

(もちろん回すこともできます)

 

壁を抜けて / Ab durch die Mauer
2-4人用 / 7歳以上 / 約20分
ゲームデザイン: Jürgen Adams
アートワーク: Victor Boden
メーカー:Zoch Verlag (2019)

Ab durch die Mauer | Board Game | BoardGameGeek

 

※「壁を抜けて消えろ」という日本語タイトルで売っている場合もあります。箱や中身は同じ!

 

 

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この記事を書いたのは、まこと