熊がいる山に入る者たちがいる
それは山男と呼ばれる山菜採りだ
お婆に見送られながら
山に入っていく
クマに襲われないにはコツがある
生態をよく見分け
生息域をうまく避けるのだ
そんなことできるかって?
やってみたらできるよ
どんなゲーム?
熊のいる山を歩き回るスゴロク
すごろくだから
①サイコロを振って
②コマを動かして
③ゴールを目指します
ただしゴールしたときに
どのくらい商品を持ってるかが重要
商品ってのは山の幸
山菜とか木ノ実とかを
下山したら売ってお金にします
このゲームの特徴として
みんなで同じひとつのコマを
共有で動かすってところが珍しい
同じコマを動かして
みんなでゆっくり山を登り
ゆっくり降りてきます
すごろくなのに?
もうひとつの特徴は
プレイヤーのうちの1人は
山には行かない
おばばとなって
「どう?そろそろリタイアしないかい?」
「いまなら200円で下山させてあげるよ」
とか山男たちを脅します
あと熊に襲われて脱落とかある
すごろくなのに!
みんなで交代でばばあをやったら
ゲーム終わり
持ってるお金を比べて
金持ちが勝ちです
さてはこのゲーム、
ただのすごろくじゃないな??
たのしいね、遊んだ感想!
運があるゲームがすごい好きなんですよ
理不尽までいかない程度に
運が強めくらいのやつ
これ
これがいいんですよ
そしてこのゲームは
基本的にすごろくですから
運が強烈にあります
運→自分の選択→運
みたいなことが
自分の手番で起きます
結果クマに襲われたり
とても珍しい山菜を見つけたりします
そしてこの作品は潔くて
こういうアイテムを
集める系のゲームでしばしば見かける
「謎のセットコレクション」的な
余計なボーナスシステムがないところ、
とても好感持てます
あれなんなんですかね
むやみに「セットコレクション」
やらされがちですよね
割とまじで謎です
他にもこのゲームは
潔よいところがあって
山男たちはいかに安全に儲けるか?
しか考えないし
おばば役のプレイヤーが
儲けるためには
山男を脅すしかない
でもね
山男って複数いるのに
行く道は同じコマで進むからさ
他の山男には
なるべく損させたいじゃない?
そんなこと考えてると
自分もどツボにハマるんだ
欲ってこえーな
まったり遊ぶべる
すごろくだと思うんだけど
マップの難易度あげるほどに
謎のシビアさもあってさ
こりゃー面白いね
この『大熊山』は、
前にこのブログでも書いた
『トレンド』ってゲームと
同じサークルの作品でさ
ブログで書いたことを
ゲームマーケットのときに
わざわざお礼を伝えに
来てくださって
私たちもめちゃくちゃ
嬉しかったです、ありがとう
そのご挨拶の流れで
気になってたこの『大熊山』も
買わせていただいたんだけどさ
だってすごろく好きだからさ
でもさ、
このパッケージで買うのは
結構勇気いるよね
評判もなかなか見かけない
インディーズ作品
ほとんど白い箱だし
文字と背景しかないもんな
でもさ中身を見たらさ
とっても素敵なアートだし
遊んで楽しいゲームで
ほんと良かったよ
すごろくが好きならオススメだよ
あと熊が好きな人にもオススメ
だって熊が全部違う絵だし
小熊と大熊がいるからね
このアートワークだけでも
私はかなり満足度高いよ
『大熊山 / OHKUMA-YAMA ~ The Big Bear Mountain』
2-4人用 / 8歳以上 / 約30-45分
Designer: STUDIO U×F
Publicher: STUDIO U×F (2018)
※インディーズ作品です。
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この記事を書いたのは、まこと