こんどのパンデミックは
リアルタイムでサイコロを振る!
人類を襲う自然災害と戦います
この作品は、
パンデミックシリーズの新作であり、
拡張ではなく単体で遊ぶものです
ゲームデザインは
リアルタイム爆弾処理サイコロゲームの
『fuse』などを手掛けた
Kane Klenkoさんが担当しています
どんなゲーム?
プレイヤーは
精鋭ぞろいの危機対策部隊です
補給物資の製造と輸送を行える
巨大な飛行機に乗り込みます
リアルタイムに進行するゲームで
時間は砂時計と時間チップで管理される
規定枚数の時間チップを失った上で
砂時計が落ちきると負けてしまいます
そのほか、補給物資を作る際の
廃棄物が危険域に達しても負けます
ゲームごとに提示される
すべての都市に必要な物資を届けられたら
プレイヤー全員の勝利です
手番にやることは
このゲーム専用の特殊なサイコロを
持ってるだけ全て振り、
アクションに割り当てること
その結果を使って
補給物資を作ったり
飛行機内を移動したり
廃棄物を処理するのにも使います
このサイコロは
自分の番に2回まで振り直せます
振り直す個数は自由なので
特定の出目を取っておくこともできます
たとえば
食糧を作りたいとしたら
食料の目の必要個数を
いっぺんに支払う必要があります
出目の操作は
キャラクター能力などでのみ可能
そのためサイコロ次第では
諦めて別の行動をするという
開き直りも必要です
救援物資を作ったら
対応する倉庫に保管します
危機に陥っている都市まで移動し
救援物資を分配できれば
その都市を救えます
都市を救うたびに
ご褒美にもらえる時間マーカーは
このゲームの重要アイテム
行動できるのは、
砂時計を動かしている
およそ2分の間だけ
砂時計の砂が落ち切った時に
砂時計をひっくり返して再び動かすためには
時間マーカーを消費します
使用した時間マーカーは
どんどんゲーム外に置かれるので
再び使う方法はありません
どんどん都市を救って
どんどん新しい時間マーカーを
手に入れるしかないんです
そんなこんなを続けて
全部の都市を救えたら勝ちです
たのしいね、遊んだ感想!
ワタワタしてる間に
終わっちゃうパンデミックです
いやーこれはめっちゃ面白い
とはいえみなさんおなじみの
パンデミックとは
全然違うタイプの面白さ
方針を話し合って
協力の仕方を確認しながらクリアする
みたいな
いつものやり方は
時間の制約により困難です
ざっくりとした
プランAプランBみたいな指針を元に
運に左右されながら
その場その場で判断していくゲームです
救援物資は「電気」「水」
「食料」「医療品」などなど
その種類によって
生産に必要なサイコロの個数が違うので、
とても作りにくい補給品もあります
キャラクターの能力をみれば
移動が得意な人もいれば
飛行機を移動させるのが
得意な人などもいるので
役割分担をうまくしつつ
飛行機内の廃棄物が一定量を超えないように
こまめに気をつけながら
とにかくどんどんサイコロを振ります
できることが限られていたら
自分の手番を完全に諦めて
この回はなんもしねー!みたいな
残り時間を優先するような判断も
アリだったりする
なかなかそれが出来ないのが
人間なんですけど
同梱されてる追加要素のカードを
入れて遊べるような余裕は
1回遊んだだけでは
まだまだ想像できませんが
めちゃ気に入ったので
何回も遊んで達人になりたい〜
いつものシビアなパンデミックよりも
勢い重視でざっくり遊べる感覚もよかったなー
同じ作者による『fuse』はもちろん
リアルタイム系協力ゲームで
わいわい遊べる『マジックメイズ』などが
好きな人にもかなりオススメできます
ぜひ遊んでみてね
パンデミック:迅速対応(ラピッド・レスポンス) / Pandemic: Rapid Response
2-4人用 / 8歳以上 / 約20分
Designer: Kane Klenko
Publicher: HobbyJapan (日本語版 2019)
この記事を書いたのは、まこと