異文化コミュニケーションを超えた
異星間コミュニケーション
そんなのまだまだ
人類には早すぎるのではないか？
そうは言っても
民間宇宙旅行だって
現実になっているし
きっと知的生命体との接触も
そのうちありますよね
そのとき相手の方が賢ければ
まだマシてますけど
相手も同レベルだったら、
どうですかね
こうですかね？
どんなゲーム？
宇宙人と地球人にわかれて
異星間コミュニケーションを
試みるゲームです
宇宙人は宇宙人の
言葉を持っている！
地球人が示した
いくつかのものから推察し
「きっとやつらが知りたい言葉はこれか？」
と思った推察を異星人語で返してきます
そうやって地球人は
宇宙人の言葉を学びます
ただその言葉を地球人的には
「こういう意味の言葉を教えてくれ！」
と思っていても
宇宙人に正しく伝わってるとは限りません
いくつかの言葉を授けた宇宙人は
捧げ物を要求してきます
地球人はうまーく相手の要求に
応えられるように捧げ物を選びたいのですが
リクエストは宇宙人の文字で書かれてるし
ときにはまだ習っていない言葉も
混じっており、、、
ゲームはテーブル中央に
いくつかの抽象的カード群を並べてはじめます
そのワードをいくつか
繋げることで特定のテーマを伝えて
宇宙人に翻訳してもらうところからスタートします
しかも驚くべきことに
このゲームは参加者すべてがライバルです
仲間はいないんです！
宇宙人同士でも他の人より早く
自分の欲しい捧げ物をゲットしたいし
地球人同士でも、
宇宙人が喜ぶ捧げ物を正しく選んで
他の人よりたくさんのご褒美をゲットしたい
宇宙人側でも勝者が決まるし
地球人側にも勝者が決まるし
たのしいね、遊んだ感想！
とにかく
異文化コミュニケーションだ！
言葉が通じない！
ここはバベル
宇宙人と地球人が
通じないのは当然ながら
地球人同士でも伝わらない！
あの地球人はどういう意図で
そのカードを選んだの？
テーマがわからない！！！
みたいなことがよくあります
例えば「鎌」と「ナイフ」と
「手かせ」を指して共通する意味の
宇宙文字を聞き出そうとする
みたいな感じです
地球人は「金属」だと思って
提示してるわけですが
宇宙人からしたらそのテーマを
３つの抽象的カードから
思いつかないといけないので大変
「えー "武器" かな？ "パワー" ？」とか思っちゃう
そのおかげで、
宇宙人と地球人の間でも
ときどき定義がズレていくし
なんと地球人同士でも
各自の宇宙人語メモが
ビミョーに食い違って行く！
「ははあん、宇宙人が教えてくれた単語は
"デンジャー" に違いないな？」
みたいになっちゃう
宇宙人も宇宙人で
いち早く捧げ物が欲しくて欲張って
まだ地球人に教えてない宇宙語とかも
使ってみちゃったりするからどんどんカオス
いやーこれは
伝わらなくてめちゃくちゃ楽しい！
他者とのコミュニケーションなんて
半分くらいは通じないものじゃない？
と考えてる私ですけど
半分通じてたらかなり
意思疎通できてるんですよねぇ〜
このゲームでは
すこしのボタンのかけ違いや
立場とか思惑の違いから
徐々に徐々に誤解を重ねていきます
その微妙な空気感が最高です
ポカーン？ポカンポカーン？ってしちゃう
まだ日本では発売してませんが
是非是非日本語版を作成して欲しい
もし手に入るなら、
原語版でいいから私はいますぐ欲しいです
※追記（2020年10月）
日本語版出ました！！
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— ボードゲーム通販JELLY (@jellywebstore) 2020年10月10日
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ファースト・コンタクト / First Contact
2~7人専用 /12歳以上 /約15~40分
Designer: Damir Khusnatdinov
Publicher: Cosmodrome Games(2018)
この記事を書いたのは、まこと
