一夜にして世界は
暗闇に塗りつぶされた
色彩を取り戻すために
冒険に出かける
輝きに満ちた
村落を見つけて
伝説に名を残せ!
この「グロウ」では
白と黒で描かれた世界で
仲間の手助けを受けながら
八日間の旅をします
その旅で
もっとも輝いた人が優勝です
どんなゲーム?
ゲームは
8日間(8ラウンド)に渡る
冒険の旅です
旅の途中で出会う仲間
あるいは彼らや自分の不思議な能力
そして旅で訪れた村々から
光のカケラ(勝利点)が得られます
最終的に
光のカケラ(勝利点)が
高かった人の勝ちです
ゲームの1日は、
5つの時間帯に分かれてます
まずは「早朝」
仲間のカードを1人選んで、
自分と旅をする列に加えます
仲間が置かれた場所にある
サイコロや足跡トークンを
一緒に貰います
続いて「午前」
初めから持っているサイコロと
獲得したサイコロを
一気に振ります
この時に
出た目が気に入らなければ
振り直すこともできます
次は「真昼」
確定させた出目を使って
能力を使います
好きな順番で使えますし
他の仲間が使った出目でも
重複して使うことができます
「午後」
ボード上を旅します
確定されている出目を
再度使います
先程使ったやつも含めて
進みたい場所まで進めます
「夕方」
仲間と一緒に
一時的に手に入れた
小さなサイコロ返したり
次の1日の準備をします
この流れを8回繰り返します
全部で8体にもなる仲間と
どこまで行けるでしょうか
どんなことで
光を手に入れられるでしょうか
旅の行方を楽しみましょう
たのしいね、遊んだ感想!
エドワードゴーリーのような
陰鬱だけど暗くなり過ぎず
不気味だけど可愛いイラスト
とっても素敵で
バランスよく
世界観を引き立てます
こういった絵が
一面に並んでいるだけでも
ワクワクを味わえるのですが
シンプルだけど悩ましい
ゲームもとてもおもしろい
仲間、
つまりカードを選ぶことで
使い切りサイコロが
貰える仕組みも
頭を悩ませてくれます
旅ボードの状況を見ながら
「ここに行きたいし、
そうなるとこの仲間は
能力が噛み合ってないから
別のこの子にするか?」
「いやいや待て待て、
単純にインスタントなサイコロが
たくさん使えるのも強いぞ?」
などなど
小さな、でも自分の考えが
確実に反映される瞬間の
繰り返しなので
とてもわかりやすいゲームです
どんな理由で選んだ仲間でも
旅をともにする中で
愛着も湧いてきますが
過酷な冒険のため
残念ながら死んでしまう仲間も
出ていて
ストーリーが
語られるわけではないけど
そういったルールの仕組みで
旅で起こったドラマを
感じさせてくれます
1回や2回のゲームでは
出会いきれないくらい
たくさんの仲間がいるし
最初に選ぶ
自分のキャラクターにも
見た目や能力に
バリエーションがあるので
次は別のキャラクターで
遊んでみたい気持ちにさせられます
少し細かい処理もありますが
基本的なルール自体は
かなりシンプル
そしてテーマが凄くよい
絵は最高
絵が1億点
テーマと合致した絵の勝利です
メインシステムが
世界観にピッタリ
マッチしてるのも良かった
蛍が勝利点になるのって
なんだかいいですよね
光って偉大だ
しっとりした世界感で
冒険を楽しみたい人
ぜひ遊んでみてください
『グロウ~トモシビノタビ~ / Glow』
2-4人用 / 約45分 / 10歳以上
Designer: Cédrick Chaboussit
Artist: F Ben Basso, Vincent Dutrait
Publicher: ホビージャパン(日本語版 2021)
Glow | Board Game | BoardGameGeek
この記事を書いたのは、まこと