#ボードゲームたのしいね

全作オススメ! 遊んで楽しかったボードゲームのことを、ボードゲーム作家が2人がかりで書き綴るご機嫌なブログです☺

海の帝国を支配者しようよ『アクアティカ』【100点】

アクアティカ/数寄ゲームズ/Ivan Tuzovsky

偉大なる海の帝国
「アクアティカ」

その一員となり
偉大な支配者となることを
目指すボードゲームです

数寄ゲームズさんから
日本語版が発売されました

 

どんなゲーム?

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偉大な我が国には
資源が足りない足りない

だから王として、
さまざまな土地を獲得したいゲームです

 

ロケーションと呼ばれる
土地カードが鍵

それをお金で買うか
あるいは武力で征服する
ことで獲得できます

じゃあお金を得る
あるいは
武力を使うにはどうするか

そのために使うのが
部下たちこと
手札のカードです

部下カードを使うことで
さまざまな恩恵を受けられます

 

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さてゲームの細かい手順です

自分の番には手札からカードを一枚出します
するとなんらかの効果が発動します

例えば、新しい部下を雇うとか
新しいロケーションを買うとか
新しいロケーションを征服するとか
そういう効果です

使った部下のカードは
すぐに捨てられます

別の部下の効果や
ロケーションの効果を
使わない限り
捨てた部下の回収はできません

新しく雇った部下は
すぐに手札に入ってくるので
次の番には使えます

ロケーションカードは
買っても征服しても
違いはありません

ただし、支払うコストが異なります

このゲームは
コストの支払いが
ちょっと変わってます

コストは以下から発生します

部下の効果
手元にいる「マンタ」
獲得している「ロケーション」

このうちマンタとロケーションは
フリーアクションです

そしてロケーションの使い方が面白い

 

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獲得したロケーションは
個人ボードに差し込みます

このゲームの個人ボードは
3層構造になっている

そのためそこへ
カードを差し込んだり、
さらに押し込んで
スライドさせたりできます

フリーアクションで
効果を使うことによって
ロケーションカードが
1段上に進みます

最上段まで到達したら
このカードは用済みになる

さらに宝箱効果のある
アクションを使うことで

このロケーションを
勝利点に変換できます

変換しない限り、
個人ボードの5個しかない
ロケーションスロットを
圧迫し続けてしまう

 

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メインボードに
部下カードや
ロケーションカードを
補充できなくなるか

あるいは誰かがマンタを
メインボードに配置し切ったら
ゲームが終わりに向かいます

終了条件を満たした人から
もう一度ずつ自分の番をやったら終わり

もっとも勝利点が高い人の勝ちです

 

たのしいね、遊んだ感想!

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これは面白いゲーム

思うような部下たちを揃えて
強い手札を構築したり

ロケーションや手札、
マンタの組み合わせを考えて
上手に手番が行えた時など

気持ちのいいポイントが
たくさんあります

 

ゲーム自体のテンポもよく
まずカードを出す、
そしたらカードを獲得、あるいは回収、
済んだら次の人の番

さくさく進みます

 

このアクアティカのような
手札を循環させるシステムで
他に有名なのは
『コンコルディア』というゲーム

コンコルディアも
私の大好きな作品

しかしこのアクアティカは
それとはまた違った面白さがあり
別の体験としてとても楽しめます

 

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海がテーマなので
特に夏に遊べたら
なお気分がよさそうですね

イラストも美しく
マンタのコマが可愛いのも
遊んでいて嬉しい

上級ルールでは
各プレイヤーごとに
固有の能力を持ったカードが配られるので
かなり違った面白さが味わえそう

拡張も日本語版が出ているので
そちらもぜひ遊んでみたいです

また遊びたくなるゲームでした

 

アクアティカ / AQUATICA
2-4人用 / 12歳以上 / 約30-60分
Designer: Ivan Tuzovsky
Artist: Irina Kuzmina, Andrew Modestov, Oleg Proshin, Artur Varenyev, Marat Zakirov
Publicher: 数寄ゲームズ (日本語版 2021)

Aquatica | Board Game | BoardGameGeek

 

 

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この記事を書いたのは、まこと