マスターズ・オブ・ルネッサンス!
フィレンツェの有力者となり
自分の工房を発展させて
名声を稼ぎたいゲームです
資源を得て、
その資源を別の資源に変換したり
変換するための手段を確立する
エンジンビルドと呼ばれるゲームです
どんなゲーム?
まずはこのビー玉をみてくれ
まさにちょうど
大きいビー玉くらいの
サイズと重さ
こいつはフィレンツェに伝わる
なんらかのルネッサンスなアレ
仕組みとしては、
1個余っている玉を
横列か下の行から差し込む
すると玉の色に対応する
資源が得られる
白はハズレ
基本的に2~3個は
欲しいし資源がもらえるし
条件が合えば
最高で4個もらえることもある
ただし、ここからが
フィレンツェの恐ろしいところで
なぜか自分の工房の倉庫には
最大3種類までの資源しか
とどめておけず
また同種の資源は
1個か、2個か、3個しか
置けないという
強力な縛りがある
理由はわからない
しかも溢れた資源ごとに
他のプレイヤーの信仰点が
ひとつ上昇する
理由はわからない
でもこれがゲーム的に
とてもいい縛りとなっている
手番にできることは、
玉から資源を得る他に2つある
発展カードを獲得することと、
それを使うことだ
発展カードの獲得には
カードに示されたコスト分の
資源を支払う
発展カードには
3段階のレベルがあり
自分の工房にレベル2、3の
発展を手に入れるには
先に下のレベルのものを
用意しておく必要がある
発展カードがあれば、
手持ちの資源を変換することで
倉庫の縛りを無視して
資源をよりたくさん保管できる
手番に行える
アクションとは別に
手に入れた発展カードや
資源などの条件を満たすことで、
自分だけの指導者カードを
使うことが出来るようになる
値引きしてくれたり
変換を助けてくれたりとお得
勝利点もくれるから
なるべく仲間にしたい
そんなこんなを繰り返していると
手元の工房で変換エンジンが完成
どんどん資源が増えることになる
増えないとしたら何かがおかしい
このゲームは短いほうなので
その失敗は次に活かしてください
誰かが7枚目の発展カードを
個人ボードに置くか
信仰点すごろくでゴールすると
ゲームは終わりに向かう
工房や指導者、信仰すごろくの
得点を数えて最も高い人が勝ち
たのしいね、遊んだ感想!
ちょっとごちゃごちゃした
ゲームらしい見た目に反して
ルールはそんなに難しくない
ところどころ
「は?なんで?」みたいな
意味不明な縛りもあるけど
これはゲームであり、
そういうルールなのだ、
つまり世の理。
と、納得する分には
引っかからない程度
そこまで細かく
注意しなきゃいけない点も少ないし
意外にもコンパクトに決着するので
気軽に何度でも繰り返し遊べる
だんだん試したいことが増えて
サクサク回したいタイプの
ボードゲームだ
ソロプレイモードもついてるので
買った人はすぐ練習できそうなのも
いまどきっぽくて良いですね
やり込みたいゲームとしても
オススメできそう
このくらいの軽さで
遊び応えのあるゲームは
一家に一つあって困らない
ビー玉を転がすのは
いつの時代も楽しいし
そのことに意味があるならより嬉しい
『マスターズ・オブ・ルネッサンス / Masters of Renaissance: Lorenzo il Magnifico – The Card Game』
2-4人用 / 14歳以上 / 約30-45分
Designer: Simone Luciani, Nestore Mangone
Artist: Klemens Franz, Roberto Grasso
Publicher: 日本語版 テンデイズゲームズ (2020)
Masters of Renaissance: Lorenzo il Magnifico – The Card Game | Board Game | BoardGameGeek
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