#ボードゲームたのしいね

全作オススメ! 遊んで楽しかったボードゲームのことを、ボードゲーム作家が2人がかりで書き綴るご機嫌なブログです☺

将棋じゃないよ、石川県の4人専用伝統ゲームだよ『ごいた』【100点】

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石川県は能登地方の
伝統ゲームといわれている

口伝で親しまれてきて
昔は賭け事に使われることも
多かったみたいですが

現在のごいたは
競技目的や遊技目的で
遊ばれることが主です

写真のごいたは
他の土地の人でも遊びやすいように
点数ガイドなどがついたカード版

本式のものは木や竹でできた
将棋駒みたいな形をしてます

 

どんなゲーム?

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TVアニメ『放課後さいころ倶楽部』第五話に登場

4人専用
かつ
ペア戦で行うゲームです

向かい合った人がペアになり
ペアのうちどちらのプレイヤーが
手札を出し切ったらポイント獲得

繰り返し遊んで、
合計で規定の得点を
先に稼いだチームが勝ちます

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TVアニメ『放課後さいころ倶楽部』第五話に登場

自分の番には
「攻め」のカードを出します

次の人は
そのカードと同じカードが手札にあれば
そのカードを出すことで
攻撃を「受け」ることができます

受けた人は
新たな攻撃カードを出して
他の人を攻撃します

チーム戦ですから
同じチームのカードを
受けない方がいい場合もありますし

受けることで
流れを変える必要が
あるかもしれません

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TVアニメ『放課後さいころ倶楽部』第五話に登場

その辺りを言葉で喋らずに
言葉にせずカードの出し方だけで
チームメイトと意思疎通を
図るのが面白いところ

出したカードと自分の手札
ほかのひとの状況を見ることで
パートナーの手札を捨てさせるか
あるいは自分が捨てる方が早いか

まるでテレパシーのように
想いが通じる不思議なゲームです

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TVアニメ『放課後さいころ倶楽部』第五話に登場

誰かが最後の手札を出したとき
点数計算に移ります

手札がなくなった人の
最後に出したカードによって
得られた得点が決まります

このとき直前のカードと
同じ物を出していたら
ボーナス点も入ったり

大きく点数を稼ぐためには
最後にカードを出す形を考えていくのも
考えどころになります

 

たのしいね、ゲームの感想!

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TVアニメ『放課後さいころ倶楽部』第五話に登場

ごいたは深い

例えば麻雀のように
一晩中やりたくなるような
謎の中毒性がありますね

昔ながらの伝統ゲームなので
理不尽に感じる場面もありますが

何度も繰り返すうちに
だんだんと戦略もわかってきて
どんどんたのしくなります

相手と話すことはできないんですが
終わったあとに振り返りをすると
とても盛り上がります

「あのときよくわかってくれたね!」
とか
「あれはわかんなかった!ごめんね」
みたいな
そんな会話が自然と
交わされることでしょう

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TVアニメ『放課後さいころ倶楽部』第五話に登場

4人でしか遊べないので
気軽に挑戦できるような場面は
限られるかも知れませんが

人数が丁度いい場面では
ぜひ一度試してみてください

地味そうにみえて
なかなか面白いですよ

 

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この記事を書いたのは、まこと