#ボードゲームたのしいね

全作オススメ! 遊んで楽しかったボードゲームのことを、ボードゲーム作家が2人がかりで書き綴るご機嫌なブログです☺

【特集】『センチュリー:東から西へ Part1』 「スパイスロード」+「ニューワールド」【120点】

f:id:tokyonakayoshi:20200324022052j:plain

センチュリー全3部作の
日本語版発売を記念して
シリーズ制覇に挑戦しました

全部で7つの遊び方のうち、
今回はその5!

第1作目『スパイスロード』と
第3作目『ニューワールド』を合わせた遊び方

このルールに付けられている名前は
「東から西へ パート1」

これはヨーロッパの世界地図が
アジアを東の端に置いていることに由来する

そう、センチュリーの舞台は
太平洋を股にかけ

シルクロードから
新大陸へと至りました

 

▼センチュリー特集の記事はこちら
センチュリー特集


どんなゲーム?

f:id:tokyonakayoshi:20200324022646j:plain

『ニューワールド』のボードを使って
ワーカーを置くシステムをメインに

『スパイスロード』のカードで
資源獲得のコンボを組むゲームです

新天地まで持ち込んだ
香辛料がアクセントとなり

バラバラに遊ぶのとは
すこーし違った楽しみがあります

 

この遊び方の基本ルールは
ニューワールドと同じですが、

違うのはボード下部に
スパイスロードのカードが並ぶこと

ここからカードを購入することで
個人ボードの下に自分だけの
「貿易路」を追加できます

この貿易路のカードの上に
ワーカーを置くアクションが追加され
自分専用の資源交換手段として機能する

これにより、
共有ボード上だけでない
コンボのルートを作ったり

あるいはカードの並べ方を工夫して
共有ボードよりも効率よく
資源を獲得することも狙える

 

交易路を作る手順を
具体的に説明すると

1枚めに手に入れたカードは
1番右端に置かれる

2枚めを手に入れると
また右端からカードをいれ
1枚目のカードは左にひとつ移動する

こうやって5枚までカード置くことができる

使うときはコストを支払う
コストの払い方は独特で
基本はコスト1
置きたいカードよりも左側に置かれた
「まだワーカーが置かれていないカード」の枚数分、
追加のコストを支払う

例えば貿易路が2枚あって、
2枚ともまだワーカーが置かれていない状態から、
右側の新しい方のカードを使いたい場合
「まだワーカーが置かれていないカード」が
左側に1枚あるので基本のコストに+1、
合計2つのワーカーを置く必要があります

カードが増えていっても考え方は同じ

うまい順番でカードを購入できなくても
貿易路の順番を入れ替える
アクションが用意されているし
途中で微調整できるのもにくいですね


たのしいね、遊んだ感想!

f:id:tokyonakayoshi:20200324025514j:plain

え!
すき

この遊び方すきだわ

基本的にニューワールドと同じなのに
「貿易路」の登場でゲームの印象が
結構変わるのが驚きでした

「ニューワールド」も120点と思いましたけど
「スパイスロード」を足した遊び方は
できそうな道筋が豊富になった
ゲームに奥深さが増して
とってもいいです

慣れないうちは
スパイスロードのカードのことまで
考えるのは難しいかもしれませんが
やっていればだんだんと慣れてきます

『ギズモ』とか『サンクトペテルブルク』みたいな
カードシナジーによるコンボを作るのが好きな人なら
この遊び方も大いに気に入ってくれるはず


基本ゲームより
ちょっとだけ難しくなったのに
45分くらいで終わるし
無限にやれる気がする

センチュリーシリーズの種類の遊び方の中で
私はこの組み合わせが1番好きかも?

新天地に砂漠の香辛料を
運んでくるって言うフレーバーも
かっこいいよね

 

東から西へ Part2、
『イースタンワンダー』+『ニューワールド』
の感想もお楽しみに!!

 

センチュリー:東から西へ Part1 / Century: From East to West Part I
2-4人用 / 8歳以上 / 約30-45分
ゲームデザイン:Emerson Matsuuchi
アートワーク: David Richards, Fernanda Suárez + Atha Kanaani, Chris Quilliams
メーカー: アークライト (日本語版 2019)

Century: Spice Road | Board Game | BoardGameGeek
Century: A New World | Board Game | BoardGameGeek

 

 

 

f:id:tokyonakayoshi:20190101111512j:plain
この記事を書いたのは、まこと